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★燃料切れ予防
昨年、見事復活優勝をした高橋直子選手ですが
3年前のアテネオリンピックの選考レースだった東京国際女子マラソンで
まさかの失速で2位におわりアテネオリンピック出場を逃したことは
多くの方が知っていると思いますが、
マラソンには早く走る能力と長く走る能力の二つが要求されるスポーツです。
高橋直子選手がカーボローディングをしていなかったので失速したとは言いませんが、
一般市民ランナーにとっては、
早く走ることはできなくても長く走ることはマラソンを完走するためには、
必ず要求されることになります。
長く走るためには、長時間走れるだけのエネルギーが体内になくてはいけません。
レース中にバナナや飴を食べることも有効ではありますが、
効果的とまではいえないようです。
やはり、レース前にカーボローディングで体内にエネルギーを蓄えておくことが
もっとも効果的であるといわれています。
★カーボローディングって大変?
本格的なカーボローディングを行うには、
やはり2週間くらい前から行うのが良いと言われてますが、
一般市民ランナーであればそこまでする必要はないでしょう。
1週間、場合によっては2〜3日前から行っても十分効果が得られるようです。
また、食事制限において前半、高タンパク質&低炭水化物から
後半、低タンパク質&高炭水化物というような方法が、
良いと言われてきましたが
メリットだけではなく体調を壊しやすくなりやすいなどのデメリットもあることが
わかってきておりこの方法もあまりお勧めしません。
★かんたんカーボローディング
比較的簡単にできる方法として、
脂質を抑えて高炭水化物の食事をお勧めします。
簡単に言うとご飯やパンと言った糖質(炭水化物を多く含んだ食材)
をやや多めにとり脂質、油ものを少し控えぎみにすると言う方法です。
具体的に言いますと少しおかずを減らしてその分ご飯を多め(2膳程度)にとりましょう。
また、トレーニングも大会前に向けて徐々に減らしていくこともあわせて行ってください。
先ほども言いましたが、
絶対2週間前からやらなければならないものではなく
2,3日前からでも十分効果はあります。
特にフルマラソンを走られる予定のある方は、
筋肉中に少しでも多くのグリコーゲンがあったほうが有利なため
カーボローディングを試してみてください。
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